賃貸借における敷金とその取扱い

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2023-05-08

   ① 民法622条の2第1項は,「敷金(いかなる名目によるかを問わず,賃料債務その他の賃貸借に基づいて生ずる賃借人の賃貸人に対する金銭の給付を目的とする債務を担保する目的で,賃借人が賃貸人に交付する金銭をいう)として敷金を定義した上で,「1 賃貸借が終了し,かつ,賃貸物の返還を受けたとき。2 賃借人が適法に賃借権を譲り渡したとき。」に賃貸人は賃借人に対して,賃借人の「債務の額を控除した残額を返還しなければならない」と規定しています。


   ② 同条2項は,「賃借人は,賃貸人に対し,敷金をその債務の弁済に充てることを請求することができない」と規定して,賃借人から敷金での弁済への充当を請求できないことを定めています。


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